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生きてるだけで、愛。
生きてるだけで、愛。のあらすじ
生きてるだけで、ほんと疲れる。鬱が招く過眠症のせいで引きこもり状態の寧子と、出版社でゴシップ記事の執筆に明け暮れながら寧子との同棲を続けている津奈木。そこへ津奈木の元カノが現れたことから、寧子は外の世界と関わらざるを得なくなり、二人の関係にも変化が訪れるが……。
出典 公式サイト
生きてるだけで、愛。の感想・レビュー
観てきました。
映画の終盤からエンディングまで、いろいろ考えながら私はだいぶ引きずりました。
結構重い映画だと思います。
現実的かつ主人公の気持ちが自分にも当てはまるところがあり、観ていて辛かったです。
もがいて苦しんで、光が見えてつかめそうなのにつかめない、でもそのうまくいかないことがなんなのかわからない、言葉で表現できないような感情が溢れています。
自分で自分に疲れる人生。
生きているだけで疲れる、でもそこには小さな愛がある。
他者には理解できない愛も世界にはあるんだと思います。
ラストでは寧子(趣里)の心の内側が露わになり、その言葉では言い表わせないような気持ちが共感できる部分と寧子に感情移入してしまい、涙を拭いました。
津奈木(菅田将暉)の気持ちなど、ずっとすれ違っていた二人が最後に一つになれた気が私はしました。
寧子の全裸のシーンではバレエをやっていたこともあり、肉体美が露わでした。
趣里さんの演技はドラマで一度拝見したことがありましたが、今回の役が感情を自分で制御出来ない部分や躁鬱など表情や仕草、声での表現力に圧巻です。
その現場にいるようなリアルさがありました。
鬼ちゃんや、やんちゃなイメージの菅田くんですが、感情を表に出さず仕事に追われ、疲弊している役柄でした。
役的にもそういうキャラじゃないのかもしれないですが、菅田くんの喫煙シーンがなかったのが少し残念でした。
服や髪型などは地味でしたが、それにしても横顔が美しいですね。
三年もともにしていた二人ですが「ただいま」「おかえり」の会話がない。
買ってきたお弁当の選択が帰ってきた会話になっているのが斬新でした。
世武裕子さんが歌う主題歌「1/5000」も映像にぴったりで、夜に見て欲しい一作品です。
生きてるだけで、愛。を視聴できる動画配信サービス
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お読みいただきありがとうございました。